悩んだ出生前診断

出生前診断についてまとめたサイトです

わたしの出生前診断(胎児ドック/スクリーニング)受診まで

特に高齢出産を控えた妊婦の方々の中には、出生前診断の受診を検討をしている方も多いのではないでしょうか?

私は39歳という年齢で第一子を出産しましたが、高齢出産ということもあって出生前診断を受診しました。

受診にあたっては、私なりにかなり悩んだりもしましたが、同じように出生前診断の受診について悩まれている方々に少しでも参考になればと思い、また私自身第二子が生まれた時の備忘録としても使えるよう、私の出生前診断の受診まで経緯を簡単に振り返ってみたいと思います。


出生前検査を考え始めたのは妊娠8週目ごろ

不妊治療をしてやっと妊娠できうれしさ一杯の状態でしたが、不妊治療の次は出生前検診を受けるかどうかという悩みが待っていました。

出席前検査を考え始めたのは妊娠8週目ごろで、高齢出産で生まれてくる子供がダウン症になる確率が高いということを知っていましたが、そういった子供を育てていく自信を私が持てないということが出生前検査の受診を考え始めた一番の理由でした。

出生前検査を受けることができる期間は決まっているので、早めに決断しなければいけませんでしたが、出生前検査を受けてお腹にいる赤ちゃんがダウン症候群の可能性が高かった場合には赤ちゃんを降ろすという選択をせざるを得なくなるわけで、出生前検査を受診するかどうかは苦渋の決断となりました。

産婦人科の先生に相談すると、せっかく宿った命であり、ダウン症候群と分かった場合には流産させることを考えることになり、それにつながる出生前検検査の受診についてはやめるよう諭されるました。

また、夫とも二人で何度も何度も話し合い、最終的にはダウン症候群だった場合にずっとつきっきりで育てていけるのか?という自問自答に嘘はつけず、障害を持っている可能性が高い場合にはあきらめようと決断をした上で、出生前検査を受診することを決めました。

どの検査をどこで受診するか悩む

候補となる検査は、羊水検査、母体血清マーカー(クアトロ検査)、超音波診断(NT)、新型出生前診断の4種類があります。

羊水検査は流産の可能性(0.3%)があり、新型出生前診断費用が高すぎ(21万円ほど)なため、これら2つ検査はまず候補から消しました。

そして、超音波診断(NT)は母体血清マーカー(クアトロ検査)と比較すると、クリニックによりますが胎児の様子を実際に見ながら診断するため知り得る情報(手足の数の確認や心拍数など)が多いため、超音波診断(NT)を受診することにしました。

どこで受診するかですが、超音波診断(NT)は胎児超音波スクリーニング、胎児初期スクリーニング検査、胎児ドッグなど様々な名称で呼ばれているので、まずどこで実施しているのか調べるのが大変でした。

いろいろなキーワードを使ってインターネットで検索をし、探し出したクリニックの中から評判が良さそうな次の5候補まで絞りました。
 ・慈恵医大(要紹介状)
 ・東京マザーズクリニック
 ・広尾レディースクリニック
 ・胎児クリニック東京(現在の名称はFMC東京クリニック)
 ・池下レディースチャイルドクリニック(西葛西)

超音波診断(NT)は妊娠11週~13週での受診が必要

第一候補は、超音波の専門医資格を持った亀井良政先生がいて、費用が一番お手頃(37,000円程度)な池下レディースチャイルドクリニック。

さっそく池下レディースチャイルドクリニックに予約の電話をしたところ、このクリニックで出産される方を優先して検査を実施しているため、外来の方は受診したい日(毎週木曜日のみ)の2日前に電話をして空きがあれば予約可能とのことでした。

超音波診断(NT)は妊娠11週~13週でしか受診ができないため、もし予約の空きがなければ検査できるチャンスを逃してしまうため、予約が取れないときのための抑えとして東京マザーズクリニックの予約をしておきました。

そして、妊娠13週0日の2日前、池下レディースチャイルドクリニックに予約の電話をすると予約可能との返答が。すかさず池下レディースチャイルドクリニックで予約を入れ、東京マザーズクリニックの予約はキャンセルしました。

超音波診断(NT)の結果

東京の葛西にある池下レディースチャイルドクリニックは大きな病院ではなく、どこにでもありそうなごくごく普通の産婦人科の病院です。

検査当日、亀井先生に診てもらいましたが高圧的な上から目線の先生ではなく、信頼できそうな先生で一安心。

亀井先生からは、予定日や自然妊娠かどうか、親兄弟に生まれつき障害を持った人や高血圧の人がいるかなど質問されたのち、ベッドで横になりエコー検査の開始です。

私の検査の時にはちょっとスムーズさを欠いたというか、エコー検査でお腹の中の胎児がちょうど見にくい位置だったため検査ができず、見やすい位置に移動してくれるまで30分ほど待合室で待つことになりました。

なんとか予約できた検査でもあり、エコー検査で見える位置まで移動してねと祈りながら30分後、再チャレンジです。

ドキドキしながら亀井先生と一緒にモニターを見てみると、検査ができる位置に胎児が移動してくれていたため、一安心。

先生が機械を動かしながら検査を始め、結果を説明してくれました。

13トリミソー、18トリミソーの異常はなし。ダウン症のリスク確率は 1/1157 で可能性はほぼないとのことで、本当に良かった、安心したという思いでいっぱいになりました。

その後、妊娠10ヶ月を経て、私の元に3026gの元気な男の子が誕生することになりましたが、出生前診断を受診することで出産前に精神的な安定が得られたことも大きかったと思います。


さて、私の経験が参考になったかどうか分かりませんが、出生前診断を受けるかどうか迷っている場合には、いろいろとある出生前診断それぞれの検査の正しい特性を知った上で、まずは受ける目的をご自身、ご夫婦で十分に話し合うことが一番重要だと思います。

そこで、私が調べた出生前診断についての知識をこのサイトにどんどんアップしていきますので、こちらも参考にしてみてください。